フォロワーがいるのに、見られない?その違和感の正体
「フォロワー数は変わらないのに、最近リポストもいいねも少ない」
「前はもっと見てもらえていた気がするのに…」
そんな“なんとなくの違和感”を感じている人が、実は今、とても多いようなんです。
その原因のひとつが、X(旧Twitter)のアルゴリズムの変化。
表示される投稿の順番や仕組みがここ1〜2年で大きく変わり、「がんばって投稿しても届かない気がする…」という声も増えています。
この記事では、
- Xのアルゴリズムは今どうなっているのか
- “見られる投稿”にはどんな特徴があるのか
- “見られる投稿”にするためには?
など、初心者でも理解しやすいように、2025年最新の情報をもとに解説していきます。
アルゴリズムってなに?ざっくり知っておこう
「アルゴリズム」とは、Xが投稿を表示するかどうかを判断するための“ルール”や“計算”、”仕組み”のこと。
ユーザーのホーム画面(タイムライン)にどの投稿が表示されるかは、このアルゴリズムに左右されます。
とくに現在のXでは、「フォロー中」のタイムラインよりも「おすすめ(For You)」の表示がデフォルトになっており、 “フォローしていない人の投稿”が表示されるかどうかは、アルゴリズム次第なのです。
今のXが重視している「3つの評価指標」
2025年現在、Xの投稿評価において特に重視されているのは、以下の3つの要素です。
1. 滞在時間(エンゲージメントの高さ)
その投稿にどれくらい「ユーザーの時間が使われたか」が重視されます。
- クリックして詳細を開いたか
- 画像をじっくり見たか
- スクロールを止めたか
など、滞在していた時間が長い投稿ほど、評価されやすいと言われています。
2. 関心度(パーソナライズの一致)
ユーザーの興味関心に近いと判断された投稿が優先的に表示されます。
Xでは発信内容や交流範囲によって「グルーピング」が行われ、これに基づいて表示されるポストの選別が行われているため、発信軸を明確になどで、正しくグルーピングされれば、届けたい相手に届きやすくなります。
3. 親密度(投稿者との関係性)
- いいねをよく押している
- リプライでやりとりしている
- DMをしている
といった関係性があると、その人の投稿がタイムラインに表示されやすくなります。
つまり、「知らない誰か」に届く前に、「よくやりとりしてる人」から評価されることが大事、ということですね。
Xのアルゴリズム、昔と今でどう変わった?
Xの表示システムは、ここ数年で大きく変化しています。
かつてのTwitterでは、「時系列+フォロワー重視」だったのに対し、今はかなり“複雑で個別最適化された”形に。
🔄 タイムラインの変化まとめ
年 | 変化内容 |
---|---|
初期〜 | フォローアカウントからのポストの時系列表示 |
2016年〜 | アルゴリズムによるタイムライン表示の導入(エンゲージメント重視の傾向) |
2023年〜 | 「おすすめ」タブがデフォルト化、動画や長文投稿が表示されやすい傾向に |
2024年〜 | プレミアム加入者・収益化対象の投稿が目立つように |
さらに、X公式の発言や技術ブログからは、以下のような“傾向”も見えてきます。
- 投稿の種類や長さによって、表示の優遇がある
- 広告収益を得られるアカウント(=Xプレミアム加入者など)は表示回数が増える傾向がある
- 外部リンクの多用やbot的な投稿は表示が抑えられやすい
最近“見られやすい投稿”の共通点
では、今のXで“表示されやすい”投稿には、どんな特徴があるのでしょうか?
✅ 1. 会話やリアクションが生まれる構造
リプライが生まれやすい投稿(=コメントされる)は評価されやすいです。
- 「◯◯派?△△派?」
- 「今年イチ買ってよかったもの教えて!」
- 「この使い方あってる?笑」
など、“会話のきっかけ”になりやすい投稿は広がりやすい傾向にあります。
✅ 2. 思わず見入ってしまう要素がある
- 面白い動画やためになる画像がある
- 長文投稿などで、内容が充実している
など、長く見てもらえるかどうかは非常に重要です。
クリックなどのエンゲージメントにも直結するので、「続きが見たくなる」工夫を心がけましょう。
✅ 3. タイムリーな話題に乗っている
- 今日の天気や社会的ニュース
- 季節のイベント(花粉症、入学式、夏休み…)
- X内のトレンド(例:「#猫の日」)
など、“その日”や“その瞬間”のトピックに紐づいた投稿は共感やリアクションを呼びやすく、アルゴリズム的にもプラスに働きやすいです。
✅ 4. ユーザーの興味関心に直結している
“誰に向けた投稿か”が明確な投稿を続けることで、届けたい相手に表示されやすくなります。
たとえば…
- 美容系アカウントなら「春のスキンケアルーティン」「おすすめのコスメ」
- アニメ系アカウントなら「最新話◯◯についてどう思う?」「配信で一気見できるアニメ紹介」
など、一貫してジャンルを絞った発信を続けましょう。
また、同一ジャンルのアカウントと、いいねやリプライなどで交流を図ることも重要と言われています。
逆に“見られづらくなる投稿”とは?
では反対に、「表示されにくい」「伸びにくい」投稿にはどんな特徴があるのでしょうか?
これは、「アルゴリズムに評価されづらい投稿」とも言えます。
❌ 外部リンクを含む投稿
YouTube・Instagram・noteなどへのリンクを貼った投稿は、評価が下がる傾向があります。
Xはユーザーの「滞在時間」を大事にしているため、リンクで外に出ていかれるのはマイナスになるからです。
❌ ハッシュタグの羅列
#日常 #朝ごはん #今日の記録 #春コーデ #カフェ巡り #スタバ
…のような投稿はスパムっぽく見られ、アルゴリズム的にも評価されづらいです。
❌ 自動投稿・テンプレ感のある宣伝
「商品情報」「イベント情報」「発売日」などの“お知らせ系”投稿も、ただテンプレを並べるだけだと届きません。
➡ そのときは、中の人のコメントやエピソードなど“人の温度”を乗せるのが効果的です。
ユーザーの声から見る「体感される変化」
Xユーザーの中には、アルゴリズムの変化を「体感的に感じている」人も少なくありません。
💬「1年前と同じ時間帯・フォーマットで投稿してるのに、反応が1/3に」
💬「無料ユーザーだけど、どうも表示が少ない気がする」
💬「Xプレミアム入ったら、インプレッションが一気に上がった」
…など、実際の声はさまざまです。
Xは頻繁に仕様変更や実験的な導入を行うため、「昨日まで良かったやり方が、今日はダメ」ということもあります。
そのため、「アルゴリズムを完全に攻略する」のではなく、
日々“変化に対応しつつ、自分らしい投稿を続ける”ことが大切です。
アルゴリズムを恐れず、うまく付き合っていこう
Xのアルゴリズムは、たしかに複雑です。
でもそれは「敵」ではなく、“投稿を届けるためのルール”にすぎません。
- 誰かが見てくれるような工夫をする
- 時代に合ったフォーマットで届ける
- でも、自分らしさは手放さない
そんな姿勢が、いまのXでは一番強いのかもしれません。「最近ちょっと伸びないな」と感じたら、少しだけ投稿の“形”を見直してみてください。
ちょっとした工夫で、また誰かのタイムラインにあなたの言葉が届くかもしれません。