SNSマーケティングにおいて、今やInstagramのリール(Reels)は、企業のブランド認知を広げるために欠かせないツールとなりました。しかし、多くの方が「投稿しても再生数が伸びない」「数値を見ても、次に活かすことができない」というお悩みを抱えていらっしゃるのではないでしょうか?
2025年、Instagramのアルゴリズムはさらに進化し、単なる再生数よりも「ユーザー間のコミュニケーション」が重視されるようになりました。この記事では、リール動画の最新アルゴリズムの潮流、そして具体的な分析手順と改善アクション例などを解説します。
目次
- リールとは
- Google検索にも表示開2025年最新アルゴリズムの潮流
- アカウント分析の基本的な手順
- リール動画のインサイトの見方
- インサイト分析で見るべき3つの指標と改善策
- Editアプリを分析で使用する利点
- まとめ
リールとは
リールは、Instagramで最も拡散性が高く、フォロワー外のユーザーにリーチしやすい縦長動画機能です。画面いっぱいに表示される没入感の高さが特徴で、ユーザーの趣味嗜好に合わせた「おすすめ」として表示される可能性が高いのが最大の強みです。
ブランドの認知拡大や新規フォロワー獲得に非常に効果的ですが、エンタメ性やテンポの良さが重視されます。最大15分まで投稿可能ですが、Instagram公式はユーザーの離脱を防ぐためにも3分以内に収めることを推奨しています。
2025年最新アルゴリズムの潮流
2025年のリール運用において、私たちが最も注視すべきは「シェア(共有)」や「再投稿」の動きです。Instagram責任者のアダム・モッセーリ(Adam Mosseri)氏は、今後のランク付けにおいて、以下の指標が極めて重要になると明言しています。
「我々は、ユーザーが友人と共有したくなるようなコンテンツ、つまり『会話のきっかけ』になる投稿をより評価する方向にシフトしている」 (※アダム・モッセーリ氏のSNS発信を要約)
かつては「いいね」や「保存」が特に重視されましたが、現在は「その動画がきっかけでシェア・再投稿されたか」という、ユーザー同士のつながりを生む力も拡散の鍵を握っています。
さらに、2025年12月16日からはMeta社のプラットフォーム全体で大きなポリシー改訂が行われました。これまでのアクションに加え、「利用者とAIとのやり取り(音声・テキスト)」が、コンテンツや広告のおすすめを決める新たなシグナルとして活用されています。
これによる運用担当者のメリットは、精度の高い「マッチング」の実現です。AIがユーザーの「今、知りたいこと」をリアルタイムで把握することで、自社の商品に関連する層へ投稿が優先的にレコメンドされるようになります。AIが購買意欲の高いユーザーを自動で見つけ出し、コンテンツを届けてくれるため、ユーザーにとっても検索の手間をかけずに最適な情報に出会える利便性の高い環境へと進化しました。
そのため、これからのリール動画発信にも、ターゲットユーザーがAIに対して相談するであろう「悩み」や「求める情報」を事前に想定し、それを投稿内容に的確に盛り込む「検索とAI対話の先読み」が求められるとも言えます。
参照:Adam Mosseri Instagram
参照:Improving Your Recommendations on Our Apps With AI at Meta
アカウント分析の基本的な手順
闇雲に数字を眺めるだけでは改善に繋がりません。まずは以下の5ステップで構造的に分析を行いましょう。
1. 追うべき指標(KPI)を決める
認知拡大なら「リーチ」、拡散狙いなら「シェア」など目的を明確にする。
2. 投稿を “カテゴリ分け” しておく
「ノウハウ系」「中の人Vlog」「商品紹介」など、どのカテゴリの動画が好まれるかなど比較可能にする。
3. 全体傾向の把握
過去1ヶ月の投稿を俯瞰し、伸びた投稿の共通点(投稿時間、BGM、ジャンル)を探る。
4. 個別投稿の深掘り
特定の見出しや構成が、視聴維持率にどう影響したかを細かく読み解く。
5. 仮説と検証
「冒頭をこう変えたら離脱が減るはず」などの仮説を立て、次回の投稿でテストする。
関連記事:SNS運用におけるKPIとは?KGIとの関係や目標設定方法・効果測定方法を解説
リール動画のインサイトの見方
リール動画のインサイトは、動画上の「インサイトを見る」または「…」をタップし、「インサイト」を選択すると表示されます。

まずは各項目の意味を正しく理解しましょう。
| 閲覧数 | 動画が再生された回数(リピート再生を含む)。 |
| インタラクション | いいね、コメント、保存。ユーザーの反応の熱量。 |
| 再投稿(シェア) | 2025年最重要指標。DMや外部への共有数。 |
| 再生時間 | 合計再生時間と平均再生時間。 |
| 閲覧数上位のソース | どこから見つけたか(リールタブ、フィード等)。 |
| リテンション | 視聴維持率のグラフ。どこでユーザーが飽きて離脱したかが可視化されます。 |
インサイト分析で見るべき3つの指標と改善策
数値の裏にあるユーザー心理を読み解き、具体的なアクションに繋げましょう。
平均視聴時間(リテンション)
動画開始3秒以内にグラフが急落していないか?動画の50%以上まで視聴が維持されているかなどをチェックします。
改善の具体例
例えば「おすすめ便利グッズ5選」という動画で冒頭の離脱が多い場合、1枚目の画像に「もっと早く知りたかった…」など強い後悔を煽るタイトルを配置したり、結論を最後に持ってくるのではなく、冒頭で一瞬だけ結果をチラ見せし、続きが気になる仕掛けを作るなどの改善が考えられます。
再投稿(シェア)数
保存数に対してシェア数が極端に少なくないか?
改善の具体例
カフェ紹介なら単なる「映え」だけでなく、「ここ、次のデートで行かない?」とDMで誘う口実になるテロップを添えます。「知っていると自慢できる裏技」や「意見が分かれるテーマ」など、誰かに送って反応を見たくなる要素をあえて入れ込むなどの工夫ができます。
フォロワー外へのリーチ率
リーチの80%以上が「フォロワー外」になっているか?
改善の具体例
内輪ネタを避け、ターゲットがAIや検索エンジンに投げかけるような「悩み解決キーワード」(例:「時短 料理」「SNS 伸びない」)をキャプションの冒頭に配置します。また、リールタブで上昇マークが付いている「トレンド音源」の初動を掴んで投稿に反映させます。
Editアプリを分析で使用する利点
効率的なリール動画の運用には、Meta社が提供する「Edit」アプリの活用もおすすめです。
Editをのインサイトを使用する最大のメリットは、複数のリールを横並びで比較できる点にあります。スマートフォンのアプリ画面だけでは難しい「複数投稿の同時比較」がスムーズに行えます。「なぜAは伸び、Bは止まったのか」などをリテンショングラフで比較することで、改善点をより明確にすることができます。

さらに、Editは分析だけでなくその場で動画編集が行える点も大きな魅力です。分析で得た気づきを別アプリに移ることなく即座に反映できるほか、リサーチ機能で気になる動画を保存したり、企画アイデアを付箋として残したりする機能も充実しており、制作フローを大幅に短縮します。今話題の動画をテンプレートとして活用すれば、スピード感を持ってトレンドに乗ることも可能です。

2025年のリリース以降、短期間で高速なアップデートが続けられており、今後のInstagram運用において欠かせない「鉄板アプリ」となっていくでしょう。
参照:Creators Threads(Editのアップデート情報など)
まとめ
2025年のリール運用で成果を出すためには、直感に頼らず、インサイトが示す「ユーザーの真実」に向き合うことが必要です。分析を習慣化し、Editのような最新ツールを使いこなすことで、再生数の波に一喜一憂しない、戦略的な運用が可能になります。
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