Instagramの運用で、こんな悩みに直面したことはありませんか?
- 投稿した画像が切れてしまった。
- 画質が粗く表示されてしまう。
- プロフィールの投稿一覧でレイアウトが崩れてしまった。
せっかく作った投稿が魅力を十分に発揮できないのは、本当にもったいないですよね。特にビジネスやブランドのSNS運用では、投稿画像の見せ方でユーザーの印象も大きく変わります。
この記事では、2025年最新版のInstagramにおける投稿タイプ別の最適画像サイズ・アスペクト比を徹底解説。さらに、見栄えを損なわずに投稿するためのコツや、よくある失敗への対処法もご紹介します。
目次
- Instagramの画像サイズを最適化するメリットは?
- 【早見表】投稿タイプ別 最適画像サイズとアスペクト比
- フィード投稿におすすめの画像サイズと注意点
- リール投稿におすすめの画像サイズと注意点
- ストーリーズ投稿におすすめの画像サイズと注意点
- よくある質問(FAQ)
- まとめ
Instagramの画像サイズを最適化するメリットは?
1. 高画質のまま投稿できる
Instagramでは、推奨サイズから外れた写真や動画は、投稿時に自動的に圧縮・調整されてしまいます。そのため、高画質のデータを用意しても画質が悪くなったり、小さすぎるデータはぼやけてしまう可能性があります。最適な画像サイズで投稿することで、画質を維持したままユーザーに投稿を届けることができます。
2. 視認性の確保
フィード、ストーリーズ、リールなど、Instagramには様々な投稿方法があり、それぞれに最適な表示範囲が異なります。推奨サイズを守ることで、ユーザーに伝えたい情報やデザインが切れることなく、効果的に表示することができます。
3. プロフェッショナルな印象
サイズが最適化された投稿は、それだけでも一貫性があり、洗練された印象に。これは、ブランドイメージの向上や、フォロワーからの信頼獲得にも繋がります。
4. エンゲージメントの向上
Instagramでは「画像比率による直接的なアルゴリズム上の影響はない」といわれていますが、視認性高い投稿のほうが、人間心理として「見やすい」「もっと見たい」というポジティブな反応に繋がりやすいものです。
視覚的に魅力的なコンテンツは、ユーザーがあなたの投稿を最後まで見てくれる可能性も高まり、「いいね」を押したり、コメントを残したりするきっかけにもなります。
【早見表】投稿タイプ別 最適画像サイズとアスペクト比
まずは投稿タイプ別の推奨サイズとアスペクト比を一覧でご紹介します。

投稿形式 | 推奨サイズ(px) | アスペクト比 |
フィード投稿(正方形) | 1080×1080 | 1:1 |
フィード投稿(縦長1) | 1080×1350 | 4:5 |
フィード投稿(縦長2) | 1080×1440 | 3:4 |
フィード投稿(横長) | 1080×566 | 1.91:1 |
リール・ストーリー投稿 | 1080×1920 | 9:16 |
プロフィール画像(円形) | 320×320 | 1:1 |
フィード投稿におすすめの画像サイズと注意点
フィード投稿は、ブランドや個人の世界観を伝えるための基本的な投稿タイプです。ビジュアル1枚の投稿や、複数枚を組み合わせるカルーセル投稿がこれに当てはまります。
対応しているサイズは4種類

現在、フィード投稿は4つのアスペクト比に対応しています。
正方形(1:1)
- 最適な画像サイズ: 1080×1080px
最も一般的な形式で安定した見栄えを保ちます。
縦長(4:5 / 3:4)
- 最適な画像サイズ: 1080p×1350px / 1080×1440px
画面占有率が高く、特にスマホでの閲覧時にユーザーの目に留まりやすいのが特徴です。より多くの情報を伝えたい場合や、写真を大きく魅力的に見せたい場合に有効です。
2025年5月には新たに3:4のサイズも投稿が可能になりました。Instagramの責任者であるアダム・モッセーリ氏はアップデートの背景として、昨今スマホで撮影した写真のほとんどがこの比率であるためと話しています。スマホで撮影した写真をそのまま投稿できるようになったため、今後このサイズでの投稿が多くなっていくと考えられます。
横長(1.91:1)
- 最適な画像サイズ: 1080px × 566px
風景写真や広範囲を見せたい場合に適していますが、縦長や正方形に比べると画面占有率は低くなります。ユーザーがより多くの情報を視覚的に得るためには、できるだけ横長すぎないアスペクト比を選ぶのがおすすめです。
カルーセル投稿では複数のサイズを一緒に投稿可能
カルーセル投稿では、通常1枚目の画像のアスペクト比に併せて2枚目以降の画像も統一されますが、個別にサイズを調整することもできます。

- 投稿したい画像を選択する
- 画面左下のボタンをタップ
- 「混合」を選択
この場合、2枚目以降の画像にはアスペクト比に応じて余白が追加されます。
プロフィール画面の投稿一覧の表示範囲に注意
プロフィール画面の投稿一覧では、投稿した写真や動画が3:4のアスペクト比で表示されます。投稿は自動的に画像の中央部分が切り取られて表示されるため、表示範囲内に文字などの重要な要素を収める工夫が重要です。

投稿一覧画面では、「プレビューを調整」機能で上下に余白を入れることで画像の表示範囲を調整することもできます。調整の手順は、関連記事で解説しています。
関連記事:インスタグラムフィード投稿画像サイズ変更⁈課題と対策案をわかりやすく解説!
今後おすすめのフィード投稿サイズは「縦長」
Instagramでは「画像比率による直接的なアルゴリズム上の影響はない」といわれています。ただ、スマホで見た時に画面占有率が高い縦長画像は、ユーザーの目に留まりスクロールを止める可能性が高くなり、「いいね」などのエンゲージメントに結びつく可能性も高くなるとも言えます。
昨今インスタグラムでは縦長動画であるリール動画が非常に多く、タイムラインを見ても縦長投稿の割合が多くなっていることからも、他投稿に埋もれないよう縦長サイズを採用するのがおすすめです。
また前述した通り、プロフィール画面の投稿一覧では3:4の比率で画像が表示されるため、縦長のサイズで投稿を制作することで、デザイン制作もしやすくなるでしょう。
リール投稿におすすめの画像サイズと注意点
リールは、最大3分までの動画に特化した投稿タイプです。昨今は短尺動画の需要がぐっと高まり、投稿件数も急増しています。そんな中でユーザーに情報をしっかり伝えるには、サイズと構成のバランスが重要です。
おすすめのサイズは9:16(1080×1920px)
リール投稿はスマホの縦長画面に最適化するため縦長(9:16)のアスペクト比がおすすめです。正方形や横長の動画も投稿は可能ですが、上下に黒い余白が表示されるため、没入感が少なくなってしまう恐れがあります。
リールを作る時は「セーフエリア」に注意
リールは表示場所によって表示範囲が異なります。リールタブなどではキャプションやCTAなどが表示されるため、重要な要素は画面の中央寄りに配置するのがおすすめです。
特にテキスト情報や顔などが画面の端に配置されないよう注意しましょう。

リール投稿はプロフィール画面で2つの投稿一覧がある
プロフィール画面にはフィード投稿を含めたすべての投稿一覧とリール投稿だけをまとめたリール投稿一覧があります。すべての投稿一覧では表紙が3:4のアスペクト比で切り取られて表示されるため、表示範囲内に文字などの重要な要素を収める工夫が重要です。

ストーリーズ投稿に最適な画像サイズ・アスペクト比
ストーリーズは、基本24時間のみ公開される短時間の投稿タイプです。リンクをつけたり、スタンプでアンケートを取ったりと、ユーザーとコミュニケーションが取れるのが特徴です。全画面で表示されるこの投稿形式も、画像サイズ次第でユーザーに目を留めさせることができます。
おすすめのサイズは9:16(1080×1920px)
ストーリーズもリール同様スマホの縦長画面に最適化するため縦長(9:16)のアスペクト比がおすすめです。画面上部にはアカウント名、下部にはアクションボタンなどが表示されるため「セーフエリア」に重要な情報を配置することがポイントです。

よくある質問
Q. 投稿後に画像サイズを変更することはできますか?
A. 一度Instagramに投稿した画像や動画のサイズを後から変更することはできません。投稿ボタンを押す前に適切なサイズになっているかをしっかりと確認しましょう。
Q. 推奨サイズ以外の画像や動画を投稿するとどうなりますか?
A. 推奨サイズ以外の画像や動画は、Instagramによって自動的にトリミングされたり、圧縮されたりして表示されます。これにより、せっかくの画質が劣化したり、伝えたい情報の一部が意図せず切れて表示されたりする可能性があります。
Q. 画像サイズはピクセル(px)でなければいけませんか?
A. 必ずしもピクセル表記でなければならないわけではありませんが、Instagramが推奨するサイズはピクセルで示されています。画像編集ソフトなどでサイズを調整する際は、ピクセルで指定するとより正確に、かつ推奨サイズに合わせた調整が可能です。
まとめ
Instagramでは、画像サイズやアスペクト比の最適化が、投稿の見た目や効果を大きく左右します。フィード、リール、ストーリーズ、それぞれに合った設定を意識するだけで、ユーザーの目に留まりやすくなり、エンゲージメントの向上にもつながります。
今回ご紹介した内容を実践し、見た目も成果も整った投稿を目指しましょう。適切なサイズ設計が、アカウント全体の魅力を底上げしてくれるはずです。
弊社kazeniwaのSUPでは、SNSの戦略設計から運用の仕組み化・改善までを一貫してサポートしています。Instagramの運用に課題を感じている方は、ぜひお気軽にご相談ください。