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ハッシュタグのつけ方とは?基本からSNS別の最適な戦略・効果的な活用シーンまで丁寧に解説

2025年08月06日

ハッシュタグを使っているのに反応が得られない、フォロワーが増えないと悩んでいませんか? ブランドや企業のアカウントで成果を出すためには、マーケティング視点とSNSの特徴を意識したハッシュタグの運用が不 […]

ハッシュタグを使っているのに反応が得られない、フォロワーが増えないと悩んでいませんか?

ブランドや企業のアカウントで成果を出すためには、マーケティング視点とSNSの特徴を意識したハッシュタグの運用が不可欠です。

本記事ではハッシュタグの基本のつけ方から、SNS別の戦略、効果的な活用方法まで実践的な視点でわかりやすく解説します。

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ハッシュタグをつける意味とは?|新規ユーザーの獲得とファンとの関係深化

ハッシュタグをつける意味とは?|新規ユーザーの獲得とファンとの関係深化

ハッシュタグとは、SNSにおいて投稿の検索性を高めるためのツールです。

キーワードを使い投稿のトピックを明確化するツールで、投稿内ではリンクとして表示されます。

多くのユーザーがハッシュタグ検索を通じて情報を探しているため、適切に活用すれば、投稿の閲覧数やエンゲージメントの向上にもつながります。

2023年の調査では、Instagramユーザーの約47%が最もよく利用する機能として「ハッシュタグ検索」を挙げており、情報収集の主要な手段となっていることがわかります。

適切に活用すれば、投稿の閲覧数やエンゲージメントの向上にもつながります。

つけ方や施策を工夫すれば、UGC(*1)やファン化の促進、ファンコミュニティ形成に役立つのもメリットです。

*1:ユーザーが生成したコンテンツで、SNSの口コミやレビューなどが該当する

関連記事:UGCとは何か?ユーザー生成コンテンツが重要な理由と施策のヒント

関連記事:コミュニティマーケティングとは?メリットや注意点、企業の成功事例を紹介

ハッシュタグのつけ方の基本原則

ハッシュタグを使う前に知っておきたい、つけ方の基本原則は以下のとおりです。

  • 「#」をタグにしたいキーワードの冒頭に配置する
  • 使えるのは日本語・英語・数字と一部の記号
  • ハッシュタグを並べる際はスペースを入れる

つけ方の原則を押さえた上で投稿すれば入力がスムーズになり、ハッシュタグが青くならないといったトラブルも防げるので、ぜひ覚えておきましょう。

「#」をタグにしたいキーワードの冒頭に配置する

ハッシュタグのつけ方の最も基本となるのが、タグにしたいキーワードの冒頭に半角記号の「#(ハッシュ)」を入力することです。

見た目が似ている音楽記号の「♯(シャープ)」や、全角の「#(ハッシュ)」では、ハッシュタグとして認識されません。

入力方法については半角英数字の入力モードに切り替え「Shiftキー+3/#キー」を入力するのが基本です。

キーボードの配列(日本語/英語など)や使用端末によって異なる場合もあります。

スマートフォンでは記号一覧より選択、またはハッシュと打って変換すれば簡単に入力できます。

関連記事:X(旧 Twitter)でハッシュタグを付ける方法は?青くならない原因や意味ないと言われる理由を解説

使えるのは日本語・英語・数字と一部の記号

ハッシュタグに使えるのは、日本語や英語といった各国の主要言語と数字です。

ただし、数字のみで構成されたタグは、SNS側のスパム対策により利用できない場合があるので注意しましょう。

また、記号は「・(中点)」と「_(半角アンダーバー)」のみが利用可能です。

スペースとその他の記号については利用できず、入力するとそこでハッシュタグが途切れてしまいます。

ハッシュタグを並べる際はスペースを入れる

▼イメージ

#aaaaa #bbbb #ccc

ハッシュタグを複数使用する際には、タグの間を半角、または全角のスペースで区切る必要があります。

スペースを入れないと、最初の「#」以降がひとつのハッシュタグとして認識されるので注意しましょう。

また、文章の途中で使用する際は、システムにタグと認識させるため前後にスペースを入れます。

なお、Instagramはスペースなしでも認識されますが、視認性を保つためにも、タグごとに半角スペースを入れるのがおすすめです。

【SNS別】ハッシュタグの最適なつけ方と基本戦略

一口にハッシュタグといっても、SNSごとに最適なつけ方と基本戦略は異なります。

理解せずに利用するとスパム判定されたり、効果が出なかったりするので、事前に把握しておきましょう。

Instagram

Instagramのつけ方はキャプション、またはコメント欄に3個〜5個のハッシュタグを入力するのが基本です。

あわせて、投稿に情報を付加するイメージでコミュニティやジャンル、地名などを入れるとより効率的にリーチできます。

戦略は運用開始から間もない時期なら、ターゲットにリーチしやすく、投稿数が中規模のハッシュタグを中心に活用して堅実にアピールするのがセオリーです。

関連記事:インスタグラムの企業アカウント 運用・活用方法や成功事例を紹介

X(旧Twitter)

X(旧Twitter)では、ハッシュタグの個数を1個〜2個に絞るのが基本です。

この数はX社が推奨する個数で、守ることで視認性の低下やスパム判定を防げます。

ハッシュタグのつけ方は、多くの流入が期待できるトレンドタグと、投稿と関連性が高いものを1つずつ挿入するのが定番です。

2種を活用することで、流入を増やす施策と投稿トピックの明確化を同時に実施できます。

関連記事:X(Twitter)を運用するメリットとは?デメリットと対策、運用上の注意点をくわしく解説

TikTok

TikTokのハッシュタグは、動画アップロード後の投稿設定画面で入力します。

ハッシュタグの個数について、TikTok運営から明確な推奨は発表されていません。

しかし、視認性の低下やスパムと誤認されるリスクを避けるためにも、適切な数に抑えることが重要です。

使うタグについては、長期的な効果を狙うなら「#fyp(For You Pageの略)」「#TikTok教室」といった検索数が安定しているものが最適です。

短期的な再生数も狙うなら、トレンドのハッシュタグを織り交ぜると良いでしょう。

初心者でも簡単!ハッシュタグ選定の3ステップ

初心者でも簡単!ハッシュタグ選定の3ステップ

ハッシュタグを選定する際には、まずターゲット層と目的を決めます。

ターゲットと目的を決めることで、タグ選びの失敗や方向性のズレを防止できます。

次は、人気アカウントや他社アカウントの投稿、SNSのトレンドなどを確認して使えそうなキーワードをピックアップするステップです。

具体的には「#期間限定」「#東京グルメ」「#今日のコーデ」のような定番タグ、自社アカウントに合いそうなタグを見つけたら候補リストに加えていきます。

そして、リスト内のキーワードを以下のように分類しましょう。

性質による分類投稿数別の分類
【ブランドハッシュタグ】
・企業や商品などに関連したタグ
・認知度向上やUGC促進目的で活用される

【地名ハッシュタグ】
・地名や地域に関連するタグ
・地域住民へのアピールに使われる

【トレンドハッシュタグ】
・今話題となっているタグ
・流入を増やしたいときに活用される

【オリジナルハッシュタグ】
・投稿主や企業が独自に作成したタグ
・コミュニティ形成や認知度向上に活用される
【ビッグキーワード】
・投稿数が10万件以上
・検索数は多いが、埋もれやすい
・有名アカウントや大規模キャンペーン向き

【ミドルキーワード】
・投稿数が1万件~10万件ほど
・検索数と競争率のバランスが良い
・フォロワーが少ないアカウントでも、上位を狙える主戦場キーワード

【スモールキーワード】
・投稿件数が1万件未満
・検索数は少ないが、堅実な流入が期待できる
・ターゲットを絞り込みたい、専門性を示したいときに便利

分類後に自社サービスとターゲット、投稿内容との親和性を考慮し、キーワードを厳選すれば選定は完了です。

また、オリジナルハッシュタグを作る際は短くて覚えやすいか、サービスや商品と関係があるかを意識しながら作成しましょう。

ハッシュタグの効果的な活用パターン

つけ方と選定方法の次は、ハッシュタグの効果的な活用パターンを学んでいきましょう。

戦略に基づいた効果的なパターンを日々の投稿にプラスすれば、ハッシュタグをより効果的に活用できます。

マーケティング効果の向上にもつながるので、ぜひ意識してみてください。

  • キャンペーン・新商品の告知
  • サービス名・商品名のハッシュタグ化
  • ユーザー投稿の促進ツールとして活用

キャンペーン・新商品の告知

拡散力と検索性を高めるハッシュタグは、キャンペーンや新商品の告知といった、話題性のある情報と相性抜群です。

キャンペーンであれば、ハッシュタグつきの投稿やシェアで応募完了のような、拡散を促す工夫をすれば、多くの反応が期待できます。

また、新商品も「#新商品」を活用すれば、新しい情報に触れたいユーザーへ効果的にリーチできます。

ユーザー側からみても気軽に企画に参加したり、最新情報をキャッチアップできたりするため、企業に対して親しみを抱いてもらいやすいです。

関連記事:X(旧 Twitter)キャンペーンとは?事例と上手く活用する6つのコツ、ハッシュタグの定番を徹底解説

サービス名・商品名のハッシュタグ化

サービスや商品の認知度を高めたいなら、サービス名・商品名をハッシュタグ化するのがおすすめです。

名称をハッシュタグ化して投稿に盛り込み、定番ハッシュタグと一緒に使えばユーザーが目にする機会が増え、認知度も向上します。

さらに、ハッシュタグが浸透し、顧客がサービス・商品名のハッシュタグを使うようになれば、より広範囲へのリーチも可能です。

ただし、企業アカウントやサービスの知名度が低い場合、単体では効果が出ない可能性もあるため、投稿数の多いタグと併用することをおすすめします。

ユーザー投稿の促進ツールとして活用

ユーザーの参加や投稿を促すオリジナルハッシュタグを作るのも、効果的な活用パターンのひとつです。

具体的には、ハッシュタグと共に商品を使っている場面の写真を投稿してもらう、レビューを投稿してもらうなどの施策が該当します。

ユーザーの力を借りるため、企業アカウント単体よりも高い認知拡大が期待できます。

さらに、良質な投稿をしたユーザーにプレゼントを贈ったり、積極的にコメントやシェアしたりすれば、ファン化の促進も可能です。

関連記事:UGCマーケティングとは?重要視される理由や活用するメリット、導入手順や成功事例を解説!

ハッシュタグ活用を成功に導くコツとは?|カギとなるのは効果測定と協力体制

ハッシュタグを効果的に活用し、SNS運用を成功に導くためには、定期的な効果測定が不可欠です。

SNSが提供する分析ツールや検索機能などを活用し、ユーザーの反応やフォロワー数、タグの利用状況などをチェックして改善点を見つけていきましょう。

実行と測定、改善のサイクルを繰り返せば、より質の高いアカウント運用が可能になります。

また、SNS運用は投稿だけでなく、コンテンツ制作やユーザー対応、戦略立案、分析など多くの業務が発生します。

担当者1人に負担が偏るとコンテンツの質低下や、継続困難を招きかねません。

運用を継続するためにも他部署や上司、同僚と協力体制を築くのが理想です。

関連記事:SNS運用は体制づくりがカギ!役割分担のコツと運用継続の仕組みとは

参考記事:SNS集客のコツをわかりやすく解説!リード獲得を目指すロードマップランクアップ株式会社

ハッシュタグのつけ方を覚えてSNS運用を加速させよう!行き詰まっているならプロへの相談もおすすめ

ハッシュタグは投稿の検索性を高めることで、サービスや商品、企業の認知度やイメージの向上を実現するツールです。

コンテンツの内容と各SNSの特性、目的にマッチしたキーワードを選び、正しいつけ方で投稿にプラスすれば、新たなユーザーとの接点を創出します。

とはいえSNS担当の人数が少ない、または1人の場合、コンテンツ制作と情報発信で手一杯となりがちです。

現時点でハッシュタグや運用に行き詰まりや負担を感じているなら、プロのサポートを借りることを検討してみてはいかがでしょうか。

弊社kazeniwaのSUPは、知識と経験の豊富なプロが運用メンバーとして並走するサービスです。

単なる投稿サポートに留まらず、担当者が直接取材・撮影に伺い、会社やお店で働く人が気づいていない魅力を発掘します。

自社の魅力が存分に発揮されたSNS運用でファンを増やしたいなら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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