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Instagram「再投稿」機能とは?機能の特徴とビジネスアカウントが知っておくべき活用法

2025年10月08日

2025年8月、Instagramに待望の新機能「再投稿(リポスト)」が登場しました。これまで「拡散力が弱い」と言われてきたInstagramですが、そのイメージが大きく変わろうとしています。これまで […]

2025年8月、Instagramに待望の新機能「再投稿(リポスト)」が登場しました。これまで「拡散力が弱い」と言われてきたInstagramですが、そのイメージが大きく変わろうとしています。これまでは他のユーザーの投稿をシェアするには、ストーリーズへの投稿や外部アプリを使う必要がありましたが、今後はフィード上で手軽にコンテンツを共有できるようになりました。

この記事では、新機能の具体的な使い方から、ビジネスアカウントの運用に役立つ活用法、注意点まで解説していきます。

目次

  1. なぜ今「再投稿」機能が追加されたのか?
  2. 「再投稿」機能の基本
  3. 「再投稿」の方法
  4. 企業アカウントが活用するメリット
  5. 効果的な活用法
  6. 運用する上での注意点
  7. まとめ

なぜ今「再投稿」機能が追加されたのか?

Instagram責任者のアダム・モッセリ氏は、再投稿機能を追加した理由を2つのポイントで説明しています。

ユーザー同士の「つながり」を強化

近年、フィードにはフォローしていないアカウントの「おすすめ投稿」が多く表示されています。再投稿機能は友人やフォロワーからのシェアという形でこれを届け、より人とのつながりを感じられる場に進化させる狙いがあります。

クリエイターに正当な評価を還元

これまで他人の投稿をフィードにシェアする際は、外部アプリで保存して再アップする方法が主流でした。再投稿では元の投稿にエンゲージメント(いいね・コメント・再生数)がすべて反映されるため、クリエイターに正当な評価が戻る仕組みになっています。

これまでInstagramは、X(旧Twitter)のように直接的な拡散機能がないSNSとして知られていましたが、この新機能によって、「良いコンテンツが自然に広まる」プラットフォームへと進化する可能性を秘めています。

参照:Adam Mosseri Instagram , Instagram Creators

「再投稿」機能の基本

「再投稿」では、公開アカウントのフィード投稿やリール動画を、自分のプロフィールに追加できます。再投稿したコンテンツは、フォロワーのフィードにも表示されます。

共同投稿(コラボ投稿)」と似ていますが、共同投稿が一つの投稿を複数アカウントの投稿として表示するのに対し、再投稿はあくまで「紹介者」の立場でコンテンツをシェアする仕組みです。

この機能の主な特徴は以下の4つです。

コメントを添えて再投稿できる

再投稿時にコメントや絵文字を追加し、自分の感想などを添えられます。これにより、単なるシェアではなく、自分の視点を加えた発信が可能です。

プロフィールに専用タブが追加される

再投稿したコンテンツは、プロフィール画面の専用タブにまとめられます。これにより、あなたが「何を良いと思い、誰を応援しているか」がユーザーに伝わります。

元の投稿にすべてのエンゲージメントが還元される

再投稿してもコンテンツは元の投稿のまま共有されるため、閲覧数やいいね、コメントといったエンゲージメントはすべて元の投稿に追加されます。

拡散性が向上する

コンテンツは、再投稿者のフォロワーのフィードにも表示されるため、これまで以上にコンテンツが拡散され、フォロー外からの閲覧数などを増やすことができます。

「再投稿」の方法

シンプルな操作で誰でも簡単に利用できます。

基本的な再投稿の方法

再投稿したいフィード投稿、またはリール動画を開き、「再投稿」アイコンをタップする。

コメントをつけた再投稿の方法

「再投稿」アイコンをタップすると投稿の左下に表示される「考えを追加」という吹き出しに、コメントを記入する。

「再投稿」の解除方法

該当の投稿を開き、「再投稿」アイコンを再度タップする。

企業アカウントが活用するメリット

UGCの活用がより簡単に

企業が発信する広告的なコンテンツだけでなく、ユーザーの「生の声」を積極的に紹介することで、アカウントに親近感が生まれます。これにより、フォロワーに親しみやすさや信頼感を持ってもらうきっかけになります。

コミュニティの活性化とエンゲージメント向上

「公式にシェアされた」という体験はユーザーのブランドへの愛着を深め、エンゲージメントが向上につながる可能性があります。

自然な拡散が期待できる

魅力的なコンテンツを発信し続けることで、今度はフォロワーがあなたの投稿を再投稿してくれる流れも生まれます。これにより、あなたのコンテンツがフォロワーのフォロワーにも自然に広がり、新たなファン獲得やリーチ拡大につながります。

効果的な活用法

ここでは、企業のSNS担当者がすぐに実践できる活用法を3つご紹介します。

キャンペーンやイベントの拡散

特定のハッシュタグを設定したキャンペーンなどで、ユーザーの投稿を再投稿することで、イベントの盛り上がりを視覚的に伝え、参加熱を高めることができます。また、他社主催のイベントに出展する際に、開催情報の投稿などを積極的に再投稿することで、フォロワーに情報を届けることができます。

お客様の声をリアルに紹介

自社の商品やサービスを利用したレビューや感想を再投稿することで、信頼性の高い「お客様の声」として活用できます。

インフルエンサーやパートナー企業との連携強化

コラボレーションしたインフルエンサーの投稿や、パートナー企業の投稿を再投稿することで、リーチを拡大できます。投稿の閲覧数を増やすことができるだけでなく、良好な関係構築にも役立ちます。

運用する上での注意点

企業アカウントで再投稿を運用する時にはいくつかの注意点があります。

ユーザーの許可を得る

一般のアカウント同士では気軽に再投稿できるかもしれませんが、企業アカウントで一般ユーザーの投稿を再投稿する際は、必ず投稿者本人に許可を得てから行うようにしましょう。

ブランドイメージの整合性を確認

再投稿するコンテンツが自社のブランドイメージに合っているか、慎重に確認しましょう。

オリジナル投稿とのバランスをとる

再投稿ばかりのアカウントは、オリジナルコンテンツがないと見なされる可能性があります。自社の投稿も行っている場合は、オリジナル投稿と再投稿のバランスを意識して運用しましょう。

まとめ

Instagramの「再投稿」機能は、ブランドとユーザーが共にコンテンツを広める「共創の時代」の到来を象徴しています。UGCをどう活用するか、フォロワーにどう再投稿してもらうかが、今後のSNS戦略のカギとなるでしょう。

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